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2002-01-18 ArtNo.28006
◆Tisco、粗鋼の製造能力拡大検討
【コルカタ】Tata Iron & Steel Company Ltd(TISCO)は、ジャールカンド州Jamshedpurにおける鋼(steel)と溶銑(hot metal)の製造能力を現在の370万トンからさらに200万トンほど拡大する可能性を検討している。
エコノミック・タイムズが1月16日伝えたところによれば、粗鋼(crude steel)製造能力の拡張に合わせて条鋼(long products)と鋼板(flat products)双方の製造能力拡張も検討されている。これは、Tiscoの設備近代化計画の最終段階と言え(少なくとも現時点では)、向こう2、3年間の合計投資額は2500クロー(US$5.18億)に達する見通しだ。
ジャムシェドプル工場では生産した370万トンの粗鋼を65:35の比率で鋼板と条鋼に加工しており、往時の50:50の比率から大きく変化しているが、これは鋼板製造能力を100万トン追加し、熱間圧延鋼帯の製造能力を220万トンに拡大したため。
Tiscoオフィシャルは以上の消息に関して、「ジャムシェドプル工場の製造能力拡張に関する様々なオプションを検討しているが、最終方針は決めていない」とコメントした。それによると、主要な投資計画には、既存高炉6基の内4基を取り壊し、大型高炉1基に転換することが含まれる。これにより溶銑の年間製造能力は550万トンに拡大する。新高炉への投資額は1000クロー(US$2.0715億)前後と見積もられ、Tiscoは、ジャムシェドプルに移転可能な世界各地の中古高炉を物色している。目下最大の120万トンの年産能力を誇るものを含む2基の高炉は継続して使用されると言う。
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