SEAnews 2002-01-18 ArtNo.28003

【ニューデリー】TVS Motor Company Ltdは今年4月末にスズキとの技術ライセンス契約が切れるのに伴いFiero／Samurai／Maxモーターサイクル・モデルの製造を拡大する計画だ。
インディアン・エクスプレスが1月17日伝えたところによれば、ＴＶＳモーターのCP Raman社長は同紙に以上の計画を語った。それによると、TVS Victorモデル購入の待ち時間は約2ヶ月と、好評で、このため今会計年度には40万台、2002－03年には60万台のモーターサイクル販売を目指している。
モーターサイクルの年間製造能力は今年9月までに現在の70万台から100万台に拡大される。ビクター・モデルの月間生産台数が、45～50クロー(US$932万-1036万)を投じて5万台に拡大される他、今年年央までに、75ＣＣ、4ストロークのバリアマティック(ﾍﾞﾙﾄ駆動自動変速)スクーターが発売される。当初月間4000～5000台の販売が目指される。また60ＣＣ、2ストローク、スクーティーの今会計年度の販売台数は16万台に達する見通しだ。トップ・エンド・モデル、フィエロのよりパワフルで、燃費も良く、スタイリッシュな改良バージョンも近く発売され、ビクター・モデルの2つの変形バージョンも準備されている。2ストローク・エンジン搭載のマックス・モデルに対する需要は依然拡大基調を保っている。今年は4ストロークのモーペッドも発売する計画で、今会計年度のモーペッド販売台数は34万台と見積もっている。
次期会計年度にはブランド・イメージ構築のための予算が大幅に拡大され、売上の約5％が同目的に投じられる。ＴＶＳは強力な研究開発(R&D)能力を備えており、国際的な技術提携も重視している。スズキとのライセンス協定が切れるなら、市場動向に基づいた改良も容易になる見通しと言う。