2002-01-18 ArtNo.28001
◆ヤマハ、US$7251万追加投資、今年はバイク2モデル発売
【ニューデリー】ヤマハは優先株方式によりYamaha Motor India Pvt Ltd (YMIL)に新たに350クロー(US$7251万)を注入するとともに、2002年中に100ccと125ccカテゴリーのモーターサイクル2モデルを発売する。ヤマハはまたインドを主要な輸出基地にする計画だ。
デカン・ヘラルドとインディアン・エクスプレスが1月16日報じたところによると、YMILの渋谷重役(MD)は15日記者会見し、以上の消息を語った。それによると、優先株のクーポン・レートは14%、償還期間は6年で、投資額の大部分は製品開発とセールス・チャンネル・マネージメント・システムの構築に充当される。研究開発(R&D)には全体の3分の1、約120クローが投じられる。
YMILは全てのTier-1サプライヤー及びディーラーと本部オフィスを直結する情報技術(IT)ネットワークの構築を図っており、今年12月末までに同ネットワークは完成する見通しだ。
ハリヤナ州Faridabadとウッタルプラデシュ州Surajpurの工場では都市と農村向けのモーターサイクルが製造されている。昨年は2万台のモーターサイクルをインドから輸出、インド最大の二輪車輸出業者になった。中東の他、アフリカ、南アメリカ諸国にも8モデルが輸出された。今年はオーストラリアや他のアジア太平洋諸国市場の開拓を目指す。
渋谷氏は、また「インドにおけるスクーター販売の可能性を否定しないが、優先課題はモーターサイクル市場で、トップもしくはナンバー2の座につくことで、スクーター市場進出の可否その後で決定する」と語った。
YMILは、2001年度に700クロー(US$1.45億)の売上を達成、2002年12月期年度には収支の均衡を、2003年度にはキャッシュ・プロフィットの実現を目指していると言う。
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