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2002-01-18 ArtNo.27998
◆HFCL、通信機器から放送機器にシフト
【ニューデリー】通信機器製造会社Himachal Futuristic Communications Ltd (HFCL)は、需要の急増を見越して放送機器市場に進出する方針を決めた。
インディアン・エクスプレスが1月16日報じたところによると、HFCLの広帯域事業/ケーブルTVネットワーク業務を担当するDeepak Bajaj重役(GM)は同紙に以上の消息を語った。それによると、高性能増幅器、セット・トップ・ボックス、ケーブル・モデム、光学送信機、光学受信機等が、テスト段階もしくは構想段階にあり、今年4月からこれらの製品を徐々に市場に投入する。
HFCLの研究開発(R&D)チームが開発したスマート・アンプリファイア(増幅器)は、ケーブル・ネットワーク管理システムの主要なコンポーネットとして威力を発揮する。
セット・トップ・ボックスには地上波放送用とケーブル放送用、それに衛星放送(Direct-to-Home)用の3バージョンが有り、政府が限定配信システム(CAS: Conditional Access System)を認めれば、ケーブルTV利用者は全てセット・トップ・ボックスを備えることになり、需要は急増する。これにより消費者は見たい放送のみ支払えばよいことになる。またセット・トップ・ボックスはインターネットへのアクセスも可能にする。
目下のところ中国と台湾の企業が、セット・トップ・ボックス市場の主要プレーヤーを務めており、ケーブル・モデムに関しては、Motorola、Scientific Atlanta、Philips等の国際メジャーの他、多数の韓国及び台湾の企業が参入している。しかしHFCLは価格とサービスの面で優位に立つことができる。
HFCLが基本電話サービスとインターネット・サービスのライセンスを有するパンジャブ州は、HFCLの通信/放送機器製品のキャプティブ・マーケットになるはずだった。しかし世界経済の不振からパンジャブ州における広帯域プロジェクトの離陸は若干遅れる見通しだ。とは言え最終的に同州はHFCL製品の主要なユーザー・ベースになる見通しと言う。
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