SEAnews 2002-01-17 ArtNo.27995

【ニューデリー】年商36クロー(US$746万)のBausch & Lomb Eyecare India Pvt. Ltdは企業買収を通じてその国際ブランド製品をインド市場に投入する計画だ。
ビジネス・スタンダードが1月15日伝えたところによると、B&Lのアジア太平洋地域ビジョンケア部門コマーシャル・オペレーション担当のSteeve Chow副社長は、同紙に以上の方針を語るとともに、「これは、ボシュロムのプレゼンスが希薄なアジアにおいてＢ＆Ｌが採用する戦略の一環」と語った。それによるとＢ＆Ｌは技術インフラや流通面の同社の弱点を補うような企業を物色している。製薬事業は、B&L Inc.の年商18億米ドルの世界ビジネスの20％を占める。
Ｂ＆Ｌはまたインドにおける100％子会社に対する投資も今年は昨年比15％ほど拡大する計画だ。Bausch & Lomb Eyecare India Pvt. Ltdは、今年の広告宣伝予算も昨年比30％ほど増額する。
B&L, Eyecare India LtdのJ.P. Singh重役(MD)によると、巷間には景気不振が伝えられているが、同社の2001年の営業額は15％ほど拡大した。1992年にインドに進出した同社は、ビジョン・ケア・ビジネス(ｺﾝﾀｸﾄ･ﾚﾝｽﾞ／ﾚﾝｽﾞ等)市場の3分の2のシェアを既に獲得、同領域における年率20％の成長を目指している。Ｂ＆Ｌは1999年からはインドで外科手術器具の販売も手掛けている。また網膜疾患治療のための“Envision”と命名された薬物投与システム(drug delivery system)の開発も進めており、2005年の商業化を目指していると言う。