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2002-01-17 ArtNo.27987
◆ヒンドスタン・モーターズ、フォードIkonのエンジン製造
【ニューデリー】Ford Motor Companyのインド子会社は14日、中型乗用車Ikonのエンジン及びトランスミッションの製造を、地元企業Hindustan Motors Ltd(HML)に委ねるソーシング契約を結んだ。
デカン・ヘラルドとビジネス・スタンダードが1月15日伝えたところによると、HMLはマドヤプラデシュ州Pithampurの工場でIkonのエンジンとトランスミッションを製造する。 フォード・インディアのDavid Friedman社長兼MDによると、当面、南アフリカとスペインのフォード工場からガソリン・バージョンIkonの1.3リッターと1.6リッター・エンジン及びIV-5 transaxleの完全ノックダウン(CKD)キットを取り寄せ、年間2万セットを製造するが、1年内にエンジンとトランスアクスルは完全にインドで製造される。これによりIkonの地元部品使用率は75%から90%に引き上げられ、製造コストが下降するが、直ちに値下げは行わない。また同アレンジは追ってディーゼル・エンジンやIkon以外のモデルのエンジンにまで拡大される。
HMLのC K Birla会長によると、今回の契約に伴う同社の年間収入は135~150クロー(US$2797万-3107万)と見積もられる。フォードとの契約は、地元企業Mahindra & Mahindra及び英国企業F G Wilsonとの契約に続く、同社にとっては3番目のエンジン納入契約になる。フォードに対するエンジンの納入は今年末までに開始される。両社は同プロジェクトに合計70クロー(US$1450万)を投資する。
一方、Friedman氏は、フォード本社が進めるインド・ビジネスの再編に関して、「これはインドに新たなビジネス機会をもたらすことになる」と指摘した。それによるとフォードは世界的規模でロー・コスト・ソーシングの機会を探っており、インドは理想的なソーシング拠点になり得る。フォードは既に会計や情報技術(IT)業務のハブとしてインドを利用しており、こうした措置は他の業務にまで拡大される見通しと言う。
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