2002-01-15 ArtNo.27973
◆JVSL、年初9ヶ月の溶銑生産93%/溶鋼生産75%アップ
【ムンバイ】インド鉄鋼産業の稼働率が下降傾向を辿る中、Jindal Vijayanagar Steel Ltd (JVSL)がカルナタカ州Bellary県に設けた新プラントは今年初9ヶ月(2001/4-12)に溶銑(hot metal)120万トン、溶鋼(liquid steel)107万トンを生産、それぞれ前年同期比93%と75%の成長を実現した。
インディアン・エクスプレスが1月11日、JVSL筋の言として報じたところによれば、今会計年度中には100%の稼働率が実現できる見通しだ。その実corex技術を用いたJVSLのプラントは2001年12月以来既に115%の稼働率に達している。またconverter shopは114%、連続鋳造施設は98%の稼働率を実現した。年初9ヶ月間に販売した熱間圧延(HR)コイルは95万トンをマーク、輸出量もこれまでに20万トンに達した。
またスラブ1トン当たりのエネルギー消費量を国内では最低レベルの6ギガ・カロリーに引き下げた。Tata Iron and Steel Company Ltd(TISCO)の同消費量は7ギガ・カロリー、Steel Authority of India Ltd(SAIL)のそれは9ギガ・カロリーとされる。
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