【ニューデリー】持続的な窒素の生産減少に関わらず2001年11月の化学肥料の生産量は全体として132万3000トンと、前年同月比0.4%増加した。
エコノミック・タイムズが1月13日、インド肥料協会(FAI:Fertiliser Association of India)の発表を引用し報じたところによれば、昨年11月の窒素肥料の生産量は前年同月比3.9%減の94万8000トン、燐酸塩肥料は同13.3%増の37万5000トンを記録した。昨年11月の窒素肥料の生産が減少したのは、窒素単体の製造が7.2%減少したのに伴うもので、窒素配合肥料の生産に関しては14.6%の増加を見た。また燐酸塩単体の生産が横這いだったのに対し、燐酸塩配合肥料の生産15%増加した。
昨年11月の窒素と燐酸塩の生産量は、目標生産量を各6万4000トンと4万7000トン下回った。
昨年11月の窒素製造施設の稼働率は前年同月の101%から96%にダウン、燐酸塩製造施設の稼働率は83.2%から88.2%にアップした。また昨年11月の窒素と燐酸塩の生産量は前月に比べ各7.6%と6.8%増加した。
年初8ヶ月の化学肥料の生産量は前年同期比3.1%減の969万2000トン、窒素のそれは同2.8%減の717万3000トン、燐酸塩は同4%減の251万9000トンにとどまった。
年初8ヶ月の尿素、燐酸二アンモニウム(DAP)、スーパー燐酸塩(SSP:Single Super Phosphate)の生産量は各1283万5000トン、332万2000トン、178万トンと、前年同期に比べそれぞれ34万2000トン、7万6000トン、22万7000トン減少した。