2002-01-14 ArtNo.27966
◆三井住友海上、HDFC損保ビジネスへの出資目指す
【ムンバイ】Housing Development Finance Company (HDFC)の損害保険事業の26%のシェア獲得を目指し、米国ニュージャージー州拠点のChubb Group of Insurance Companiesに続き、三井住友海上火災保険が名乗りを上げた。
ビジネス・スタンダードが1月12日伝えたところによると、HDFC幹部は、同社が米国及び日本企業と提携交渉を進めていることを確認した。消息筋によると、目下最終ラウンドの協議が進められており、交渉は間もなく妥結する見通しだ。
三井住友海上が首尾良くHDFCの損保ビジネスに出資することになれば、インドの保険市場に参入する2番目の日本企業になる。これ以前には東京海上火災保険がIndian Farmers Fertilisers Cooperative(Iffco)と手を結びIffo Tokio Marineを設立している。
HDFCが2000年12月に英国企業Standard Lifeと開始した生命保険ビジネスの業績はまだ発表されていないが、HDFCのDeepak Satwalekar重役(MD)は、「目標を達成しつつある」と語った。
2000年12月に保険部門の民営化が開始されて以来、生命保険セグメントは、普及率の面で良好なパフォーマンスを示している。しかし損保セグメント、取り分けパーソナル・ライン・セグメントはさしたる成果を上げていない。
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