2002-01-14 ArtNo.27962
◆クアルコム、US$2億でリライアンス子会社の4%シェア買収
【ムンバイ】米国カリフォルニア州サンディエゴ拠点のCDMA(Code Division MultipleAccess)技術のパイオニア、Qualcomm Incは、Reliance Communications Limited (RCL)の4%のシェアを2億米ドルで買収することを認めた。
ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズが1月11日報じたところによれば、クアルコムとRCLは10日共同声明を発表し、以上の消息を明らかにした。これによりReliance Industries Limited(RIL)のWLL(wireless in local loop)/基本電話/長距離電話ビジネス子会社RCLの時価は、50億米ドルと評価されたことになる。
クアルコムのMark Jacobs会長兼CEOによると、同社はCDMA 2000 IX携帯電話の製造を計画するRCLに技術支援を提供する。3G技術を装備、データ/ビデオ/音声の送受信も可能なCDMA 2000 IX携帯電話は、1セット5000ルピー(US$103.58)以下で販売される。中国に既にプレゼンスを築いているクアルコムは、中国に次ぐ主要市場として台頭しつつあるインド市場でも指導的プレーヤーになることを目指している。しかしJacobs会長はインドにおけるCDMA携帯電話の販売目標を明らかにしなかった。
クアルコムはインドにソフトウェア開発センターを設けることを検討しており、またデジタル・シネマ事業を手掛ける問題をインド企業と協議している。
一方、RCLは全国の18基本電話サークルにCDMAネットワークを構築する作業を進めており、2002年6月までに主要10都市におけるサービスを開始する予定だ。
|