2002-01-14 ArtNo.27960
◆HP、企業買収通じサービス営業額US$2億実現検討
【ニューデリー】Hewlett-Packard (HP) Indiaは中規模の専門サービス会社を買収し、インドにおけるサービス業務を向こう2年間に1億5000万~2億米ドルに拡大する可能性を検討している。
インディアン・エクスプレスとビジネス・スタンダードが1月11日伝えたところによると、先週木曜記者会見したHP社アジア太平洋地域ビジネス顧客担当のMichael Hoffmann副社長は、インドにおける向こう2年間の4つの優先課題として、1)“法人ソリューション売上の拡大”、2)“サービス・ビジネスの拡大”、3)“新プリンター市場の開拓”、4)“パーソナル・コンピューター(PC)ビジネスの拡大”を掲げるとともに、サービス事業拡大の手段として企業買収の可能性を示唆した。
それによると、サービス・ビジネスにこれまで以上に力を入れる世界事業戦略の一環として、インドにおいても向こう2年間に、支援/ソリューション/専門サービス・ビジネスの積極的な拡大が図られる。しかし向こう2年間に1億5000万~2億米ドルの売上を実現しようと思うなら、内部的な組織の拡張により実現するのは不可能で、既存のサービス会社の買収は実行可能なオプションの1つと言う。Hoffmann氏は社内で同問題を協議したことを確認したが、詳細に触れるのを避けた。
同氏によると、インドの金融、銀行、政府、テレコミュニケーション等の領域におけるサービス、サポート、ソリューション・ビジネスの機会は極めて大きい。インドの製造部門も間もなく復調するものと予想されるが、情報技術(IT)インフラは益々複雑化しており、大部分の企業がソリューションを求めている。
Hoffmann氏はまた、インド市場に奉仕する能力を培うのが優先課題だが、将来的には世界ビジネスに必要な技術をインドでソーシングする可能性もあると指摘した。
プリンター・ビジネスに関してはハイエンドなコマーシャル・プリンター市場に照準が合わされる。ビジネス顧客のために設備の保守・管理やハイエンド・プリンター・アプリケーションのソリューションが提供される。同コンセプトの下、プリンター・ビジネスの大きな成長が見込めると言う。
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