2002-01-14 ArtNo.27958
◆Monto、中国製MPFIエンジン搭載バイク発売検討
【ボパール】ニューデリー拠点のMonto Motors Ltd(MML)は中国バージョンのマルチポイント燃料噴射装置(MPFI:multi-point fuel injection)搭載バイクをインド市場に投入する可能性を検討している。
ビジネス・スタンダードが1月11日報じたところによれば、中国の二輪車大手Lifan(力帆)と共同で開発したバイク新モデル“Cosmo Blaster”発売のためマドヤプラデシュ州ボパールを訪れたMMLのAbjit Singh Gulati社長兼MDは同紙に以上の計画を明らかにした。それによると、同社はHindustan MotorsにMPFIコンポーネントを納入した実績が有り、MPFIエンジンを開発する能力を備えている。
MPFIバイクの価格は既存の4ストローク・バイクを2万5000ルピーほど上回り、5万5000ルピー(US$1139)以上になる見通しだ。発売の時期は未定だが、同社は既に必要な設備を保持しており、中国企業力帆と技術提携も結んでいる。したがってMPFIバイクをインド市場に投入する上で如何なる困難も存在しない。
一方、MMLはマドヤプラデシュ州におけるFun Bikeの販売を開始した。同バイクは1万5000ルピーで購入できるが、同社はこの種のモデルを大々的に販売することは考えていない。MMLは、この他66CCの2ストローク、マニュアル・ギア付きバイク、Cosmo Gazabも開発した。
また50クロー(US$1036万)を投じ、グジャラート州Alwar工場の年間製造規模を10万台に拡張する工事を進めているMMLは、市場動向を見た上で150CCと175CCエンジン搭載のバイクを発売する可能性も検討している。
MMLはディーラー183社を擁し、マドヤプラデシュ州とチャッティースガル州ではディーラー合計35社を指名したと言う。
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