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2002-01-11 ArtNo.27948
◆イスパット、キャプティブ発電所の金融アレンジ協議
【ムンバイ】マハラシュトラ州Dolviにおける年産300万トンの熱間圧延コイル(HRC)製造プロジェクトを進めるIspat Industries Ltd(IIL)は、傘下のIspat Energy Ltd(IEL)を通じ、Power Finance Corporation (PFC)及びIndustrial Credit and Investment Corporation of India(ICICI)と、見積もりコスト、1300クロー(US$2.69億)、110MW(メガワット)のキャプティブ発電プロジェクトに対する融資問題を協議している。
インディアン・エクスプレスが1月9日、消息筋の言として伝えたところによれば、PFCとICICIは目下IELの提案内容に検討を加えているが、近くポジティブな決定が下されるものと見られる。
キャプティブ発電プロジェクトの金融アレンジは、Industrial Development Bank of India (IDBI)とIndustrial Finance Corporation of India (IFCI)がIILグループに対する一層のエクスポージャーを拒絶したことから、停頓していた。発電プロジェクトのコストは1300クロー前後と見積もられ、負債/自己資本比率は70:30になる見通しだ。
IILは、当初Enron India Regional Development Ltd(EIRDL)と51:49の出資率でIELを設立、367MWの発電施設をDolviに設ける計画だったが、今ではプロジェクトの規模を縮小し、単独で実行する方針を決めている。
IELはフランスから各55MWの発電施設2基を輸入、年間200万トンの溶銑(hot metal)製造能力を有するIspat Metallicsの高炉から熱ガスの供給を受け80~85MWの電力を生産、残りの電力は燃料油(furnace oil)を用いて生産する計画だ。同社は既にNational Thermal Power Corporation (NTPC)をO&M請負業者に、またドイツ企業Deutsche Babock傘下のIDEAをエンジニアリング・コンサルタントに、指名している。発電施設はフランスのRichmontから移送される。
鉄鋼コンプレックスが必要とする電力は600~650ユニットと見積もられ、最終的に全てキャプティブ発電により賄われる。IELは将来別に50MWの発電施設を設けることも検討している。
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