【コルカタ】国営Steel Authority of India Ltd(SAIL)は、ビジネス・フォーカスの改善を目指し、次期会計年度がスタートする4月1日より鋼板と条鋼をそれぞれ専門に手掛ける2つの戦略ビジネスユニット(SBU:strategic business unit)を設ける。
インディアン・エクスプレスが1月8日、SAILのArvind Pande会長の言を引用し報じたところによれば、Bokaro/Rourkelaの2プラントは中央マーケッティング局(CMO:Central Marketing Organisation)の鋼板部門とともに鋼板担当のSBUを、 Bhilai/Durgapurの両工場はCMOの条鋼部門とともに条鋼担当のSBUを、それぞれ組織、鉱山部門も両SBUに帰属することになる。両SBUの長は、生産とマーケッティングの双方を統括する。これにより市場環境の変化に迅速に対応、ターゲット顧客に的確照準を合わせることができる。また生産部門とマーケッティング部門の協調が可能になり、意思決定も迅速化されると言う。