【アーマダバード】年商4200クロー(US$8.7億)の地場民間商社Adani Exports Ltd (AEL)は先月31日、ニューデリーでPetronet LNG Ltd (PIL)のメンバー、国営Indian Oil Corporation Ltd(IOC)と、再ガス化後の液化天然ガス(LNG)のディストリビューションに関わる契約(HOA:heads of agreement)を結んだ。
ビジネス・スタンダードが1月7日報じたところによると、契約期間は20年。HOAの下、契約発効の日から3年間の年間ボリュームの80%についてtake-or-pay義務が課される。
IOCはグジャラート州DahejにPLLが建設中のLNGターミナルから当面1.3MMSCMD(metric million standard cubic meter of gas per day)の再ガス化されたLNGをAELに供給する。同供給量はAELのディストリビューション網の拡大やダヘジ・ターミナルの供給能力に応じ、2007-08年までに段階的に2.5MMSCMDに拡大される。
AELはGujarat Adani Energy Ltd(GAEL)と言う別会社を設立し、グジャラート州中央部のVadodaraから同州北部のMehsanaに至る地域の家庭/商・工業部門の顧客に地下パイプラインを通じて天然ガスを供給する。GAELは2002年3月31日までにIOCとの間で取り交わしたHOAをガス購買契約(gas sales agreement)に転換する計画だ。ダヘジLNGターミナルにおける最初のLNGの陸揚げは、2004年第4四半期に予定されている。