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2002-01-08 ArtNo.27909
◆IOC、リライアンスとの石油製品マーケッティング協定破棄?
【ニューデリー】インディアン・エクスプレスは1月5日、Indian Oil Corporation (IOC)が、Reliance Petroleum Ltd(RPL)とのマーケッティング協定を先月破棄したと報じた。
IOC幹部が同紙に語ったところによると、両社が1999年に結んだ協定の下、IOCは2008年までRPLが所有するJamnagar製油所の石油製品の52%をtake-or-payベースで引き取ることになっていた。Jamnagar製油所の残りの製品のマーケッティングは、目下のところHindustan Petroleum Corporation Ltd (HPCL)とBharat Petroleum Corporation Ltd (BPCL)が引き受けているが、2002年3月末に統制価格制度(APM:administered pricing mechanism)が廃止された後は、IOCとRPLが合弁会社を設立して、マーケッティングを行うはずだった。しかし政府が両社の合弁プロジェクトを認可する見通しが立たないことから、RPLはJamnagar製油所の残りの約650万トンの製品もtake-or-payベースで引き取るようIOCに求めた。
石油市況が低迷する中で、RPLの要求を受け入れれば、それ自身の製油所の稼働率を引き下げねばならないことから、IOCはその受け入れを拒んだが、RPLが同要求に固執したため、同社はマーケッティング協定そのものを破棄する方針を決めたと言う。
RPLサイドのコメントは伝えられていないが、消息筋によると、Jamnagar製油所の設備能力は両社のタイアップ当初の1500万トンからさらに200万トン拡張されるため、RPLは次期会計年度以降、自ら石油製品のマーケッティングに乗り出す方針を決めた。しかしIOCはRPLが直接石油製品のマーケッティングに乗り出すのは、両社間の契約に違反すると見ており、このこともIOCがRPLとのマーケッティング協定破棄を決めた原因の1つになったものと見られると言う。
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