2002-01-07 ArtNo.27905
◆NuLink、プネーにソフトウェア開発センター設置
【プネー】マサチューセッツ拠点のNuLink Incのオフショア・ユニット、Nu-Link (India) Pvt Ltdは、マハラシュトラ州のプネー・ソフトウェア・パーク(Pune Software Park)に10クロー(US$207万)を投じ、3万平方フィートのソフトウェア開発施設を設ける。
インディアン・エクスプレスが1月4日、NuLinkのAshraf M Dahod重役(MD)の言を引用し、報じたところによると、プネーの新施設にはソフトウェア専門家200人が勤務、Eastern Communications Co Ltd (Eastcom)のために中国市場向けワイヤレス・プラットフォーム用のソフトウェアを開発する。
NuLinkは最近また韓国企業Samsung Electronicsと、後者のワイヤレス・インフラにNuLinkのソリューションを組み込むことで合意、関係協定に調印した。
Dahod氏は年商6500万米ドルのStarent Networks Corporationの創設者で、最高経営者(CEO)を務めており、最近Tellabsにより5億7500万米ドルで買収されたNetCore Systems Incの共同創設者でもある。やはりDahod氏により創設されたマルチテクノロジー・スイッチのパイオニア、Sigma Networksは1997年に7500万米ドルで、Cabletron Systemsに買収されており、Bay Networksは、Dahod氏の別の創設会社Applitek Corporationの権益を5900万米ドルで買収した。
Dahod氏が創設した5番目の企業、NuLinkは目下、Starentのプラットフォーム上で機能するElement Management Systemsの設計を手掛けている。Starent Networksは、モバイル・オペレーターが斬新なワイヤレス・サービスを提供するのを可能にするインテリジェント・モバイル・ゲートウェイ“Starent ST16”を開発したことで知られる。Starent ST16は、モバイル・オペレーターのラジオ・ネットワークをIPコア・ネットワークに接続、ワイヤレス・ユーザーのためにボイス/データ/マルチメディア・サービスを提供するのを可能にする。
NuLinkはStarentプラットフォーム欧州バージョンのための組み込みソフトウェアの開発も手掛けており、目下のところはCDMAに照準を合わせている。関係製品は2002年半ばに発売される見通しだ。またGSMバージョンが完成すれば、インド企業とのビジネスにも道が開けると言う。
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