【ニューデリー】地元消費者用電子製品メジャー、Videocon International Ltd(VIL)はアラブ首長国連邦のSharjahに300クロー(US$6215万)を投じ、カラー・テレビジョン(CTV)、冷蔵庫、洗濯機、エアコン等、大型家電製品の製造施設を設ける計画だ。
ビジネス・スタンダードが1月4日報じたところによれば、VILのVenugopal N Dhoot会長は同紙に以上の計画を語った。それによると新工場で製造された製品は全てビデオコン商標で販売され、東芝、アカイ、サンスイ等の他のブランド製品をアラブ首長国連邦で製造したり販売する計画は当面ない。ビデオコンは既にドバイにCTVの製造施設を設けており、新規投資はアラブ首長国連邦におけるプレゼンスの拡大を目指したもの。また需要が存在するなら近隣諸国市場の開拓も行う。Dhoot氏は製造規模や資金調達に関して詳細を語ることを避けた。
VILは中国にインターネット・テレビジョンの製造施設を設けており、中国で製造した製品の一部をインドに輸入する可能性も検討している。
VILはまたイタリア・ベースのコンプレッサー・メーカーに共同出資するパートナーの持分買い取りを進めている。エアコン、冷蔵庫等のエンド製品は引き続きイタリヤで製造するが、コンプレッサーの製造施設は既にカルナタカ州バンガロールに移転しており、完全出資のApplicom Indiaを通じて欧州とインド国内市場向けのコンプレッサーを製造する計画だ。
ビデオコンは欧州市場におけるCTVのマーケッティングも手掛けており、合弁や企業買収を通じて東南アジアや独立国家共同体(CIS)市場を開拓する機会も探っていると言う。