【ニューデリー】インドの年初8ヶ月(2001/4-11)の輸出は288億米ドルと、昨年同期の287億米ドルに比べ0.5％の伸びを見た。
エコノミック・タイムズが1月1日商事情報統計総局(DGCI&S:Directorate General of Commercial Intelligence and Statistics)発表のデータを引用し報じたところによれば、年初8ヶ月の輸出額はルピー建てでは13万6000クローと、昨年同期の12万9000クローを5.15％上回った。
年初8ヶ月の輸入は、前年同期比1.19％アップ、この結果貿易赤字は前年同期の56億米ドルから58億米ドルに拡大した。
年初8ヶ月の石油輸入は98億5000万米ドルと、前年同期の113億米ドルに比べ13.18％縮小した。
また11月の輸出に限っては、前年同月の36億米ドルから37億米ドルに3.29％拡大、2001年6月以来続いていたマイナス成長を抜け出し、プラス成長を回復した。
エコノミック・タイムズとデカン・ヘラルドが1月3／4日報じたところでは、米国における9月11日のテロ事件の余波で米国・日本や他の経済協力開発機構(OECD)諸国ばかりでなく、韓国、シンガポール、マレーシア等のアジアのタイガーの輸出もマイナス成長を記録する中、インドだけは昨年1－11月の間に約5％の成長を実現した。また11月に限っては、アジアのタイガーらの輸出が最大21％の落ち込みを記録したのとは対照的に、インドはかえって3.29％のプラス成長を回復したと言う。