2001-12-24 ArtNo.27888
◆シマンテック、キャリア・スキャンに続きベロシラプター投入
【バンガロール】インターネット・セキュリティー・ソリューション市場の指導的プレーヤー、Symantecは来年第1四半期にインド市場にファイヤー・ウォール機能を提供するセキュリティー・ハードウェア、“Velociraptor”を紹介する。
ビジネス・スタンダードが12月21日報じたところによると、今会計年度に三桁の成長が見込まれるシマンテックのインド担当カントリー・マネージャー、Joy Ghosh氏は同紙に以上の消息を語った。それによると、ベロシラプターは、誰でも手軽に扱えるプラグ&プレー・ファシリティーで、世界の他の地域では既に販売されている。
シマンテックは最近また、インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)及びアプリケーション・サービス・プロバイダー(ASP)向けにアンチ・ビールス・ソリューション“Carrier Scan”を発売した。目下ISP上位10社に売上分与方式による同ソリューションの提供をオファー、商談を進めている。
同社のアジア太平洋地域売上は年率30%の成長を遂げているが、取り分けインドにおける2000年度売上は350%の成長を見た。今会計年度も四半期ベースで25%の成長を維持している。
過去1年間にはiLantusやCMCを初めとする指導的コンサルタンシー会社及びシステム統合会社との戦略提携を拡大した。
今やセキュリティーは企業の最優先課題とされており、取り分け米国における9月11日のテロ事件以後、法人はそのデーターを如何に保護するかに腐心している。こうした中でシマンテックは、来年はデリーに新オフィスを開設するとともに、バンガロールとムンバイ・オフィスのスタッフを増員する。シマンテックは現在Tech Pacific Technology India Ltdとインドにおけるディストリビューション契約を結んでいる他、公認付加価値再販業者17社を指名、HCL及びZenith LtdとはNortonアンチビールス製品のマーケッティング契約を結んでいる。
シマンテックは企業買収を通じた成長戦略を採用しているが、インドでは当面企業買収計画はないと言う。
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