2001-12-24 ArtNo.27887
◆カナダ企業ビジョネア・テック、US$5千万投じプレゼンス強化
【ハイデラバード】トロントを拠点にオーディオ・ビジュアル・エンジニアリング、デザイン、システム統合ビジネスを手掛ける年商2億5000万米ドルのVisionaire Technology Group (VTG)は、向こう18ヶ月間に5000万米ドルを投じてインドにおけるプレゼンスを強化する計画だ。
インディアン・エクスプレスが12月22日伝えたところによると、VTGのSyed Abdul Wahab地域主任は先週金曜記者会見し以上の計画を明らかにした。それによると投資はインドにおける操業上の必要に応じて段階的になされる。当面500万米ドルを投じ、オーディオ・ビジュアル・エンジニアリング・エクサランス・センター3つとビジョネア・アカデミーを設ける。
VTGは1997年以来、ディーラーとディストリビューターを通じてインドにおける業務を手掛けてきたが、音響機器領域における大きな潜在性に注目、直接進出する方針を決めた。グループは当面音響機器ビジネスに関わる技術開発/プロジェクト支援/製造業務/ソーシングに照準を合わせる。
最初のプロジェクトはIndian School of Business (ISB)から受注した総合的なスマート・クラス・ルームの構築で、受注額は18クロー。今後IIIT-Hyderabadを含むインドの大学から複数の注文が寄せられるものと予想している。
先週金曜、インド市場に投入する3つの新製品-1)DPX 16デジタル・プロジェクター/2)SMARTボード/3)PDP 4200 G3プラズマ・ディスプレー-をお披露目したVTGは、会議/遠隔教育/ホスピタリティー・マーケットをターゲットにする。こうしたニッチ・マーケットの規模は250クロー(US$5203万)と見積もられ、3~4年内に少なくとも50%のシェアを占める計画だ。
またアンドラプラデシュ州ハイデラバードとカルナタカ州バンガロールに設けるエクサランス・センターを通じ、音響工学領域の人材訓練を行う。同社は将来はデリーとムンバイに本格的な訓練学校を開設することも計画していると言う。
|