2001-12-21 ArtNo.27870
◆民間ISPの国際長距離電話ライセンス申請ラッシュも
【ムンバイ】民間インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)による国際長距離(ILD: international long distance)電話ライセンスの申請ラッシュが生じようとしている。
エコノミック・タイムズが12月20日伝えたところによれば、国際長距離電話市場は2002年4月以降に民間に開放される見通しで、インド電気通信監督局(TRAI:Telecom Regulatory Authority of India)が既にILD業務の基準草案を明らかにしている。現在のところはVidesh Sanchar Nigam Ltd(VISNL)が国際長距離電話事業を独占経営している。
ISPがILDライセンスに関心を抱く主要な理由の1つはエントリー・フィーが25クロー(US$520万)と低目に設定されていること。また国内インフラを既に構築したこれらのプレーヤーは、ユニバーサル・サービス義務(USO)を満たすことができる上、この種のインフラは目下のところ十分利用されていない。ISPらのネットワークの遊休部分は公衆交換電話網(PSTN)経由の長距離電話を終着点に接続するのに利用できる。例えば、Data Access、Satyam Infoway、Dishnet-DSL等のISPは、ILD市場が開放されたなら1週間以内にサービスを提供できるとしている。
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