2001-12-20 ArtNo.27859
◆韓国IT/テレコム・メジャー、来年中に続々インド進出も
【ソウル】インドのソフトウェア技術や市場潜在性を開拓する狙いからHyundai、LG Electronics、SK Telecom等の大手韓国企業は2002年中にインドにソフトウェアやコミュニケーション・ビジネスの拠点を設ける計画だ。
インディアン・エクスプレスが12月18日伝えたところによると、韓国のIT/テレコム企業の幹部は、国際メディア代表団の一員として韓国を訪問した同紙記者に以上の方針を語った。
Hyundai Information Technology (HIT)のYoung Woong Park海外ビジネス担当部長は、来年3月までにカルナタカ州バンガロールにソフトウェア研究開発センターを設ける計画を明らかにした。同センターはソフトウェア・テクノロジーやサービスのアウトソーシングを手掛ける。1993年に発足、2000年8月に株式を公開したHITの2000年の年商は4億5300万米ドルをマーク、目下2700人を雇用している。
韓国アンチ・ビールス・ソフトウェア市場における最大のシェアを誇るセキュリティー・ソフトウェア&サービス会社Ahnlab Incもインドにソフトウェア開発センターを設ける可能性を検討している。Ahnlabの海外事業計画&営業担当マネージャー、Jin Kyoung Choi氏によれば、当面地元企業とタイアップし、インドにおける業務を開始する計画だが、独自のR&D施設を設ける初歩的調査も進めていると言う。
LG ElectronicsのCDMA(Code Division Multiple Acces)製品企画担当副社長のPaul Bae氏は、マハラシュトラ州ムンバイ付近にCDMA端末の製造施設を設ける問題を地元のRelianceグループと協議している事実を確認した。しかし詳細は明らかにしなかった。
韓国最大の民間テレコム企業SK TelecomのHyung June cho海外事業担当マネージャーは、インド・テレコム市場に進出する機会を探っていることを確認するとともに、LGやサムソンの友人の意見も聞き、インド市場の動向を注視していると語った。
韓国政府のSeungtaik Yang情報通信相は、世界10カ国のメディア代表が出席した会議の席上、韓国政府はインドとの二国間貿易や二国間協力の拡大を奨励、インドの開発したワールド・クラスのテクノロジーと韓国独自の技術の相互交換に大きな関心を抱いていると語った。
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