SEAnews 2001-12-20 ArtNo.27849

【ニューデリー】今年初8ヶ月(2001/1-8)に実際に流入した外国直接投資(FDI)は、モーリシャス拠点企業の投資が俄に活気づいたこと等から昨年同期比39％増の31億9000万米ドルをマークした。また年初8ヶ月のＦＤＩ承認額は46億7000万米ドルを記録した。
デカン・ヘラルドとエコノミック・タイムズが12月18日伝えたところによれば、1991年から2001年8月までのＦＤＩ流入額は累積268億9000万米ドル、同期のＦＤＩ承認額は累積729億8000万米ドルに達した。
今年8月のＦＤＩ流入額は、モーリシャスからの5億3600万米ドルの流入に支えられ、昨年同月比38.69％増の9億3000万米ドルに達し、ＦＤＩ承認額は3億390万米ドルを記録した。
8月に流入したＦＤＩを国別に見ると、モーリシャス、米国、日本、シンガポール、ドイツの順で、これら5カ国からの流入額だけで全体の80％を占めた。承認額でもモーリシャスが1億5900万米ドルでトップ、スウェーデン、米国、シンガポール、ドイツがこれに続いた。
8月の地域別ＦＤＩ流入額はデリーが4億8870万米ドルでトップ、以下マハラシュトラ州、カルナタカ州、アンドラプラデシュ州、タミールナド州と続く。地域別承認額ではグジャラート州の1億1300万米ドルが最大で、以下デリー、カルナタカ、マハラシュトラ、タミールナドの順。
8月の業種別ＦＤＩ流入額はテレコム部門が4億2640万米ドルで最高、以下、電機、コンサルタンシー・サービス、燃料、その他のサービスと続き、テレコム以外のこれらの部門だけで1億4400万米ドルに達した。業種別ＦＤＩ承認額は燃料部門が1億380万米ドルでトップ、以下電機、コンサルタンシー・サービス、運輸、紙・パルプと続く。
年初8ヶ月に承認されたＦＤＩの内、2万1000クローはいわゆる外国投資促進局(FIPB)ルート、2020クローは中央銀行ルート、440クローは産業支援事務局(SIA:Secretariate for Industrial Assistance)ルートだった。
8月にはまた246件、3億米ドルの外国協力事業(foreign collaborations)が承認された。1991年以来2001年8月までの間に承認された外国協力事業26万7800クローの内、24万5400クローはＦＩＰＢルート、1万7940クローは中央銀行ルート、4420クローはＳＩＡルートだった。