2001-12-20 ArtNo.27847
◆工業部門の市況底入れ、ポートフォリオ投資拡大:IEG予想
【ニューデリー】デリー・ベースのシンクタンク、経済成長研究所(IEG:Institute of Economic Growth)は、工業部門の市況が底入れし、今後成長基調が回復すると予想するとともに、外国ポートフォリオ投資の増加に伴い外貨準備も拡大するとの楽観的見通しを発表した。
ビジネス・スタンダードが12月18日伝えたところによれば、先進工業国や新興経済諸国(emerging economies)を包み込んだリセッションで輸出不振は持続するものの、インドは中国と共に比較的良好なポートフォリオ投資地と見なされており、この方面の投資の拡大が見込まれる。これにより株式市況が改善するなら、外貨準備も増勢を回復する見通しだ。
今年9月までのデータをベースにした工業生産指数(IIP)の予想成長率は、10月2.8%(実際は1.9%)、11月3%、12月4.6%、2002年1月4.02%、2002年2月4.04%、2002年3月4.55%と見積もられる。
“外国機関投資家の投資上限引き上げ”、“政府の呼び水政策”、“年末年始の祝祭日シーズン”、“農業部門の好調”等が工業部門の復調を支える見通しと言う。
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