2001-12-17 ArtNo.27824
◆BAL、スクーター/バイク/三輪車に一連の新モデル投入
【コルカタ】地元二輪・三輪車大手Bajaj Auto Ltd(BAL)は、スクーター、モーターサイクル、三輪車に一連の新モデルを投入、売上/利益の一層の拡大を図る。
ビジネス・スタンダードとインディアン・エクスプレスが12月13日報じたところによれば、12日に催されたスクーター新モデル“Legend NXT2”及び4ストーローク・モーターサイクル“Chetak”の発売記念記者会の席上、BALのR L Ravichandran副社長は、以上の抱負を語った。それによると、BALの今年上半期の利益は、ほぼ昨年通年のそれに匹敵しており、こうした傾向が続くなら今年の利益は昨年の2倍に拡大するものと予想される。また今年通年の売上は昨年の3800クローから4000クローに5.25%拡大するものと見られる。
過去数年下降線を辿っているスクーターの販売に再度照準を合わせたBALは、Tokyo Research & Developmentの支援下に、国際水準のデザインとオートマチック・システムを装備したスタイリッシュな新モデルを発売する計画だ。新モデルは目下設計段階に有り、市場に投入されるのは12ヶ月後になる見通しだ。同社はこの種のモデルに関する市場調査も進めている。
BALは1999-2000年には月間6万5000台のスクーターを販売したが、2000-01年の販売台数は月間3万5000台に半減した。しかし今年に入って下降局面に歯止めがかけられたことから、今会計年度は20%増を見込んでいる。目下、同社は国内スクーター市場の24%のシェアを占めている。
現在7モデルを擁するモーターサイクルに関しては、Chetak以外に4ストローク・モデル3種類の発売が予定されている。2003年には125cc、4ストロークの新モデルも追加される。同モデルの価格は高めに設定され、ニッチ・マーケットの開拓が図られる。
総売上の30%に貢献する三輪車に関しては、座席の配置を転換することにより、積載量をアップした既存モデルの改良版が2002年に発売される。現在、商用モデルの積載重量は500キロだが、より強力なエンジンを搭載した1トン車を追加する計画だ。この種のディーゼル・エンジンをアウトソーシングするため、目下クボタと交渉を進めている。しかし1トン積みモデルの発売は3年後になる見通しだ。この他、今年内に液化石油ガス(LPG)エンジン搭載の三輪車も発売されると言う。
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