2001-12-17 ArtNo.27820
◆ペトロネット、2パイプライン・プロジェクトを棚上げ
【ムンバイ】Petronet India Ltd (PIL)は2製油所プロジェクトの先行きが不透明なことからBina-Kanpur間とParadip-Rourkela間を結ぶ2本のパイプライン・プロジェクトの実行を見合わせた。
インディアン・エクスプレスが12月12日消息筋の言を引用し報じたところによると、2パイプラインの基礎工事は既に完了したが、Indian Oil Corporation (IOC)とBharat Petroleum Corporation Ltd (BPCL)がそれぞれ手掛けるオリッサ州Paradipとマドヤプラデシュ州Binaの2製油所プロジェクトの操業の見通しが立たないことからパイプラインの敷設工事は停止された。
IOCはオリッサ州政府にParadip製油所に対する優遇措置の適応を求めており、州政府は一部の優遇措置を認めたものの、両者の協議は妥結していない。IOCは石油製品に対する国内需要の低迷から他の製油所拡張プロジェクトも見合わせている。
一方、年間処理能力600万トンのBina製油所プロジェクトには、内閣官房や大蔵省から疑問が提起されている。またグジャラート州政府との間の環境問題を巡る協議も難航、グジャラート州VadinarとBinaを結ぶ全長973キロのパイプライン工事が停頓している。
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