1995-08-16 ArtNo.2775
◆<馬>GSPステータス維持目指し闘争持続:副通産相
【クアラルンプル】マレーシアは米国と欧州連合(EU)における一般特恵関税(GSP)ステータスを維持するための闘争を継続している。
カック・チューティン副通産相がマレーシア工業化サミットの開幕式を主宰後語ったところによれば、マレーシアは米国GSP制度の最大の受益者だが、97年1月をもって同制度からの卒業を強いられる恐れが有る。また1998年には4品目の地元製品がEUからGSPの適応を拒絶されることになりそうだ。これら4品目とはプラスチック製品、ゴム製品、木製品、衣料及び特定の消費用電子製品で、両者との関係協議が続けられていると言う。
一方、同相がセミナーの席上語ったところによれば、工業マスター・プラン(IMP)が今年末で満期を迎えるのに伴い、ハイテク産業を振興する新たな工業化戦略が立案されている。新戦略は恐らく個々の産業や部門に代わって、インダストリー・クラスターの育成を重視したものになる見通しだ。それぞれのクラスターは指導的産業、関係支援産業、研究開発(R&D)機関、その他の支援サービスから成り、総合的な産業連関構造の構築が目指されると言う。(STAR:8/15)
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