SEAnews 2001-12-06 ArtNo.27741

【ニューデリー】電力省は向こう2、3年間に3万クロー(US$62.43億)を追加支出し、全国の送電・配電網を改善する計画で、近く政府に追加資金の提供を求める計画だ。
インディアン・エクスプレスが12月4日伝えたところによると、Suresh Prabhu電力相はインド経済首脳会議(India Economic Summit)の会場で、マスコミに以上の消息を語った。それによると、電力省は近く閣議に3万クローの追加資金の提供を求める。同資金は全国350サークルの送配電網の補強に用いられる。電力省が作成した内閣回状(Cabinet note)は、目下関係省庁の討議に付されており、省庁間の討議が完了したなら、正式に閣議にかけられる。
新資金の50％は拡大電力開発計画(APDP:accelerated power development scheme)を通じて、残りは世界銀行、銀行・金融機関等の多国間機関を通じて調達される。電力省幹部は既に世界銀行との接触を開始している。世界銀行は同スキームに楽観的見通しを示し、金融支援に応じる姿勢を表明している。ＡＰＤＰプログラムは既に60サークルで実行されており、同スキームの下、各サークルはプロフィット・センターに生まれ変わる。
電力省は改革実行に向け政党向けの最低限の行動計画も立案、同草案は全べての州に送付されたと言う。Prabhu氏は「制度を改めただけでは、改革の成果を目にすることはできず、目標を達成するには基層レベルの行動が必要」と強調した。