SEAnews 2001-12-04 ArtNo.27740

【ニューデリー】世界景気の後退に加え、米国における9月のテロ事件の国際貿易に対する影響が顕在化したことから、今年10月の輸出は34億4000万米ドルと昨年同月の37億1000万米ドルを7.39％下回った。
インディアン・エクスプレスが12月3日、商工省の発表を引用し報じたところによれば、10月の輸入は41億9000万米ドルと、昨年同月の41億4000万米ドルを1.03％上回った。
これにより、今年初7ヶ月(2001/4-10)の輸出額は251億米ドルと、昨年同期比2.88％下降した。しかし輸入は昨年同期の296億1000万米ドルから305億4000万米ドルに3.12％拡大した。石油輸入は昨年同期の96億8000万米ドルから88億米ドルに8.1％縮小した。非石油製品の輸入は昨年同期の199億3000万米ドルから214億6000万米ドルに8.59％増加した。
この結果、今年通年の12％の輸出成長目標を実現することは益々困難になった感が有るが、ムラソリ・マラン商工相は輸出目標を下方修正する可能性を否定した。しかし今年初7ヶ月の243億8000万米ドルの輸出実績からすれば、通年で490億米ドルの目標を実現するには、余す5ヶ月間に250億米ドルを輸出する必要がある。