2001-12-04 ArtNo.27735
◆JVC、新市場戦略でブランド・イメージの再構築目指す
【ムンバイ】日本ビクター(JVC)はインド市場におけるJVCブランド・イメージの再興を目指しアグレッシブなマーケッティング戦略を立案した。
ビジネス・スタンダードが12月3日伝えたところによれば、インドにおけるJVCのマーケッティング&ディストリビューション代理を務めるElan Electronicsの幹部は同紙に「広告キャンペーンを再構築するとともに、より魅力的なプロモーション及びファイナンス・スキームを準備しており、一層明確なブランド・イメージを創造する」と抱負を語った。
それによると、JVCはこれまでに、広告やマーケッティングの他、デリー/コルカタ/チェンナイ/プネー/アーマダバードにおける事務所の開設等に20クロー(US$416万)を支出した。Elan Electronicsの主要プロモーターでもあるGautam Kunzru会長はシンガポールからマハラシュトラ州のムンバイに拠点を移し、インド業務の指揮をとる。
JVCはこれ以前にはOnida商標のカラー・テレビで知られるMirc Electronicsと手を結びインド市場の開拓を図ったが、さしたる成果は上がらなかった。
一方、Elanオフィシャルは、JVC製品の供給に逼迫が生じている事実を確認、これは20クロー前後の製品が通関当局により差し止められているためで、同社は3~4ヶ月の時間を空費した。しかし来年は全国規模の販促活動を開始、カー・オーディオ、ハイファイ・システム、DVDプレーヤー、デジタル・ビデオ・カメラ等の新製品を紹介すると言う。
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