2001-12-03 ArtNo.27725
◆ADC、India Software Centre設置
【バンガロール】広帯域マルチ・サービス・ネットワーク向けの光ファイバー、ネットワーク機器、ソフトウェア及び統合サービスを提供する米国ミネソタ州ミネアポリス拠点のADCは、India Software Centre (IDC)を設置するとともに、向こう5年間にインド・ビジネスに2500万米ドルを投資する計画だ。
デカン・ヘラルドが12月1日伝えたところによると、IDCは当面、ADCのエンタープライズ・マネージメント・プラットフォーム(EMP)の開発を手掛け、その後IPプロトコル、ソフトウェア・サービス遂行製品の開発等に事業を拡大して行く。今会計年度中に100万米ドルが投資され、同投資額は向こう5年間に徐々に2500万米ドルに拡大される。IDCは当初専門家25人でスタート、同チームが中核グループを形成する。
ADCのインド業務を担当する新任のRaj Rajkumar重役(MD)によると、ADCはIDCを通じて知的財産の創造・開発・保守を手掛けることにより、グループ全体の生産・開発・保守・支援サービス・コストを削減する。ADCはまたカルナタカ州バンガロール拠点のKshema Technologiesと緊密な協力体制を組む。ちなみにRajkumar氏はKshema Technologiesの共同創設者の1人。
ADCの2001年10月期第4四半期の売上は、昨年同期の10億米ドルから3億9200万米ドルに激減、昨年同期に記録された2億600万米ドルの営業利益は9600万米ドルの営業損失に、1億3840万米ドルの純益は5500万米ドルの純損失に転落した(何れもPro-formaベース)。ちなみに昨年第4四半期の売上は63%増の過去最高をマーク、営業収入は121%、純収入は94%、それぞれ増加していた。
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