2001-12-03 ArtNo.27717
◆Jindal Strips、過去最大の対米鉄鋼輸出注文獲得
【ニューデリー】米国政府の反ダンピング措置がインド鉄鋼産業の前途に陰影を投じる中、O P JindalグループのJindal Strips Ltd(JSL)は、インド鉄鋼企業が獲得した単一の契約としては過去最大と見られる300クロー(US$6243万)の対米輸出契約を獲得した。
ビジネス・スタンダードが11月28日報じたところによれば、JSLは米国拠点のNorth American Stainlessからニッケル8%、クロム18%含有のAISI 304グレード・ステンレス・スチール・スラブ5万5000トンを受注した。
JSLのN C Mathur法人/国際マーケッティング担当取締役が同紙に語ったところでは、今年11月から来年3月までの間に契約は実行される。先週ムンバイ港から最初の7000トンが出荷された。残りは1万2000トンづつ4回に分けて輸出される。注文は今会計年度内に実行され、今年通年の売上に300クロー貢献することになる。同社のボトムラインは、今会計年度上半期(2001/4-9)に大きな下方圧力を受けたが、同注文により改善が見込まれる。
今年上半期の純益は昨年同期の33.10クローから23.44クローに29.18%、売上は656.76クローから553.82クローに15.67%、それぞれ下降した。
今年通年のステンレス・スチールの輸出量は、上記注文のお陰で、昨年の2万2500トンから7万5000トンに拡大、輸出収入の売上に対する貢献率も昨年の10%から25%に拡大が見込まれると言う。
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