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2001-12-03 ArtNo.27711
◆コーチLNGターミナルのEPC/海運契約の発注見送り
【ニューデリー】ケララ州Kochiにおける1800クロー(US$3.7億)の液化天然ガス(LNG)輸入ターミナル・プロジェクトに関わるEPC(engineering procurement and construction)契約とLNGの海上輸送契約の発注は暫時見送られた。
インディアン・エクスプレスが12月1日報じたところによれば、プロジェクトのプロモーターを務めるPetronet LNG Ltd(PLL)オフィシャルは同紙に以上の消息を語った。それによると、同社がグジャラート州Dahejで進める年間処理量500万トンのLNGターミナルに関しては、既に成熟した市場が存在するが、コーチ・ターミナルが設けられるインド南部ではガス市場が未成熟なため、顧客が確保されるまで関係契約の発注を見送ることにしたと言う。
石油天然ガス省筋によると、国際的にガス価格の先行きが不透明な上、輸入コストが嵩むことから肥料業界や電力業界のユーザーは、燃料や原料のガスへの転換を躊躇している。こうした事情を配慮するなら、年間処理能力250万トンのコーチLNGターミナルに関わる様々な契約の発注を、見送るのは賢明な措置と言う。
しかしPLLが、カタールのRasLaffan Liquefied Natural Gas Company (RasGas)と結んだ年間750万トン(Dahej500万トン/Kochi250万トン)のLNG購入契約には、take or pay条項ついている。このため年間750万トンのLNG代金は、実際に購入するかしないかに関わらず、支払わねばならない。コーチLNGターミナルは2005年1月に操業を開始することになっているが、建設工事には約3年を要するため、来年1月までにはEPC契約を発注せねばならない。
興味深いことにPLLはカルナタカ州MangaloreにおけるLNGターミナル建設計画を棚上げし、同地の需要はコーチLNGターミナルにより賄う方針を決めている。このためコーチLNGターミナルで陸揚げされ、再ガス化されたガスはパイプラインによりマンガロールとバンガロールに輸送されることになっている。
PLLは昨年、ダヘジ及びコーチ・ターミナルから1ダースほどの企業にガスを供給する覚書を交換しており、Indian Oil Corporation (IOC)/Bharat Petroleum Corporation Ltd (BPCL)/Gas Authority of India Ltd(GAIL)が、ガスのマーケッティングを引き受けている。しかし今のところダヘジ・ターミナルからのガス供給契約は、いずれもスポット・ベースで、長期契約を獲得できないのが現状と言う。
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