2001-11-30 ArtNo.27707
◆Grasim、3施策講じセメント市場におけるプレゼンス強化
【ニューデリー】最近エンジニアリング/セメント・メジャーLarsen & Toubro(L&T)の10%のシェアを買収した、Aditya Birlaグループの旗艦Grasim Industries Ltd(GIL)は、市場プレゼンス強化策の一環として、1)“レディーミックス・ビジネスの強化”、2)“セメント・プラントのデ・ボトルネッキング”、3)“製品ミックスの調整”の3施策を講じる。
インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダードが11月29日報じたところによれば、GILのD D Rathi重役は上半期業績発表会の席上、以上の方針を明らかにした。それによると、デ・ボトルネッキングと製品ミックスの調整を通じ向こう15ヶ月間にグループの年間セメント製造能力は280万トン拡大する見通しだ。加えて今年下半期にはパンジャブ州Bhatindaのグラインディング工場が稼働する予定で、これによりマーケット・ポジションは大幅に強化され、北部市場への浸透も加速される。
今年上半期の営業マージンは昨年の11%から24%に改善した。ビスコース短繊維(VSF:viscos staple fibre)と海綿鉄部門の不振に関わらず、グループの今年上半期の業績はセメント部門の好調に支えられ、満足行く業績を実現した。
火力発電を主要なエネルギー源とし、安定したエネルギー供給を確保、且つコストを削減する戦略の下、グループのキャプティブ火力発電事業は、国内火力発電市場におけるシェアを拡大した。グループは同時に一層コスト効率の良い代替燃料の利用も拡大していると言う。
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