1995-08-16 ArtNo.2769
◆<星>ホリグチ・エンジニアリング会長、全持ち株売却
【シンガポール】セスダック登録のホリグチ・エンジニアリングの創設者でもあるカスヤ・キミコ会長は同社の43.95%の全持ち株をマレーシアの企業及び個人に売却する。
カスヤ会長が14日発表したところによれば、タン・ユーチュー氏に620万株(19.955%)を、またクアラルンプル証取2部上場のホーワ・ゲンティン(HWG)社に740万株(24%)を、それぞれ1株1Sドルで売却する。1973年にホリグチ内燃機工業とカスヤ会長が合弁で設立したホリグチ・エンジニアリングは、90年にセスダック登録を果たした。昨年12月末締め純益は前年比12%減の35万6000Sドル、売上は8%増の1810万Sドルだった。
バイヤー2者が何らかの合意の下に今回の買収を行ったとすれば、公開買付義務が生じるが、両者の関係は伝えられていない。しかし買収のタイミングとスタイルから両者間に何らかの合意が有ったものと予想されている。リム・フイブン氏(43)に率いられるHWGはマレーシア最大の台湾系電線会社キントロンの51%権益を2500万Mドルで買収する計画も進めており、ホリグチをキントロンの裏口上場に利用するのではないかと憶測されている。(ST,BT:8/15)
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