2001-11-29 ArtNo.27689
◆文化オリエント、1千シート・ソフト開発センター計画実行
【ニューデリー】教育ソフト開発の文化オリエントが完全出資するBunka Orient India(BOI)は、景気後退にも関わらず2004年の完成を目処にウッタルプラデシュ州Noidaに1000シートのソフトウェア開発センター設ける計画に着手した。
インディアン・エクスプレスが11月27日、BOIのNavin Parti営業主任の言を引用し伝えたところによると、Noidaにおける第1期プロジェクトの建設工事は既に開始されており、2002年12月末までに250人収容の施設が稼働する見通しだ。日本のコンサルタントの他、インドの指導的建築士Raj Rewal氏と契約を結び、インテリア・デザインはシアトル・ベースの企業に委ねた。総コスト15~20クロー(US$312万-417万)のNoidaセンターでは親会社のためのアプリケーションが開発される。BOIの今年(2001/4-2002/3)の営業額は当初40%の成長が見込まれていたが、景気後退で15%にとどまりそうだ。しかし同社のインドにおける拡張計画には影響しない。
BOIは東南アジア市場と欧州市場を開発する使命も負うている。欧州市場に関しては当面、ベルギー、オランダ、ルクセンブルグに照準を合わせる。
17社のソフトウェア開発ツールのマーケッティングを手掛け、インド市場の80%のシェアを占めるBOIは、法人ソリューション領域でも積極的なビジネスを展開、Pivotal CorporationのeCRMソリューションをオファーしている。しかしインド国内売上はBOIの営業額の30%を占めるのみで、残りはオフショア・デベロプメントに依存している。
目下デリーにスタッフ65人のソフト開発施設を擁する同社は最近、マイクロソフトからナレッジ・マネージメント・ソフトウェア“Share Point Server”のインドにおける販売・据付・カスタマイズを手掛ける公認業者に指名されたと言う。
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