2001-11-27 ArtNo.27679
◆外貨/ルピー為替取引の上限をUS$2500万に引き上げ
【ムンバイ】中央銀行Reserve Bank of India (RBI)は銀行が手掛ける外貨とルピーの長期スワップ取引の上限を、これまでの1000万米ドルから2500万米ドルに引き上げた。
インディアン・エクスプレスとエコノミック・タイムズが11月25日伝えたところによると、RBIは先週土曜以上の措置を発表した。それによると、銀行は中央銀行の為替管理部に取引の上限を通知しさえすればよく、取引に先だって中央銀行の許可を取得する必要はない。公認ディーラーは、中央銀行が新たな措置を発表するまで同ファシリティーを利用できる。
銀行はこれまで中央銀行の事前認可を得た後、顧客のために最大1000万米ドルまでアンマッチッド・ベース(unmatched basis)でスワップ取引を行うことができた。しかし今後は最大2500万米ドルまでのアンマッチッド・ベースの取引を自由に行え、かつマッチッド・ベース(matched basis)であれば、即ち外貨と外貨金利リスクを希望する顧客とそれに対応したルピー及び国内金利リスクを希望する顧客があれば、上限も設けられない。銀行は中央銀行の事前認可を取得することなく独自の判断でその種の取引を行える。
法人は今や長期の外貨/ルピー・スワップを通じて外貨債務をルピー建て債務に転換したり、その逆方向の転換を行い、リスクをヘッジできる。また長期外貨建てローンを利用する国内企業や海外のターンキー・プロジェクトを手掛ける企業は、外国為替リスクや金利リスクの最適な管理を行い、コストを引き下げることができると言う。
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