2001-11-26 ArtNo.27651
◆NTPC、US$37億発電事業のためLNG購買入札募集
【ムンバイ】National Thermal Power Corporation (NTPC)は、国際原油価格の下降に乗じ、1万8000クロー(US$37.51億)を投じて、5件、合計4550MW(メガワット)の液化天然ガス(LNG)ベースの火力発電プロジェクトを実行する方針を決めた。
インディアン・エクスプレスが11月22日、報じたところによれば、NTPCのCP Jain会長は先週ムンバイで催された電力関連セミナーの会場で同紙に以上の消息を語った。それによると、これらのプロジェクトとは、グジャラート州のKawasとGandharにおける各650MWの拡張プロジェクト、ラジャスタン州Antaの650MWプロジェクト、ウッタルプラデシュ州Auraiyaの650MWプロジェクト(第10次5カ年計画)、ケララ州Kayamkulamの1950MW拡張計画(第11次5カ年計画)。
NTPCは、十分なLNGの供給が得られず、ガス価格も高騰したことから、これらのプロジェクトを棚上げにして来たが、原油価格が大幅に下降した今なら1MBTU(million British thermal unit)当たり3米ドルでLNGを購入できるものと予想している。この価格なら1ユニット当たりの初年度の電力料は2ルピー以下になり、平均電力料は2.50ルピー台と見積もられる。
NTPCは、11月末までにLNG供給の入札意向書(EOI:expression of interests)を募集する方針で、納入業者の選考は12~15ヶ月で完了、5件中3件のプロジェクトは5年内に完成する見通しと言う。
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