2001-11-20 ArtNo.27626
◆バジャジ、モーターサイクル販売月間10万台目指す
【ムンバイ】地場二輪車メーカー、Bajaj Auto Ltd(BAL)は、モーターサイクルの販売台数を月間10万台の大台に乗せ、同セグメントのリーダー、Hero Honda Motors Ltd(HHML)に挑戦する野心的目標を設定した。
エコノミック・タイムズが11月19日伝えたところによると、BALのモーターサイクル販売台数は今会計年度の初めから月間5万台前後に達しており、10月の販売台数は6万8179台と、昨年同月の3万3478台の2倍以上に拡大した。こうした中で同社は次の目標を月間10万台に設定した。
これに対してマーケット・リーダーのHHMLは今年5月以来、月間10万台以上を販売しており、10月の販売台数は13万台、年初7ヶ月(2001/4-10)のそれは77万台を記録した。ちなみに最近スズキとの提携を解消したTVS Suzukiも10月には昨年同月比43%増の4万3865台のモーターサイクルを販売した。
BALのRL Ravichandran副社長によると、同社は向こう8~12ヶ月間に月間10万台の販売を達成する計画だ。目下、ボリューム販売の牽引役を務めているのはエントリー・レベルのBoxerだが、Bajaj Aspire、Caliber Chroma、最近発売したプレミアム・バイク、Pulsar等も向こう数カ月間に売上の拡大が見込める。同社のトップ・エンド・バイク、Eliminator(9万ルピー=US$1875)は先月600台ほどが販売された。
BALはまたモーターサイクル販売の伸びがスクーター販売の落ち込みにより相殺されることがないようスクーター販売も月間4万台以上を確保する計画だ。ピーク時には月間6万台に達したBALのスクーター販売は、一時、月間2万台を割り込んだが、先月は3万2000台に達した。
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