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2001-11-20 ArtNo.27622
◆エリクソン、インドをR&Dハブに
【ハイデラバード】スウェーデンの通信機器メーカー、Ericssonは、研究開発(R&D)センターの強化、アウトソーシング・ビジネスの拡大、主要大学との協力の3方面の努力を通じ、インドをトップ5ビジネス・センターにする計画だ。
インディアン・エクスプレスが11月19日伝えたところによれば、エリクソンのSrinivas Chilakalapudi重役(GM)は同紙に以上の方針を語った。それによると、同社はセル式電話/交換機/送信機器/インターネット・プロトコル/データコム等の中核技術の開発に引き続き力を入れる。このためデリー、カルナタカ州バンガロール、アンドラプラデシュ州ハイデラバードに設けた3つのR&Dセンターのスタッフを向こう1年間に各100人ほど増員する。同社は世界的に人員削減を進めているが、豊富な技術人材を擁し、コスト面の利点もあるインドについてはグローバルR&Dハブとしての機能を強化、引き続き人員を増強する方針だ。
エリクソンはR&Dに関してはアウトソーシングも重視、次世代の技術開発の面で一層多くのインド・パートナーと手を結ぶ。同社はこのため、Infosys Technologiesの他、バンガロールやハイデラバード拠点の情報技術(IT)会社と、インテリジェント・ネットワーク、ワイヤレス・アプリケーション・プロトコル(WAP)、携帯通信機器用ソフトウェア、その他のモバイル・アプリケーション等の領域における共同開発交渉を進めている。このため向こう数ヶ月間にはより多くのパートナーが誕生するものと期待される。エリクソンは一部ビジネスの拠点を世界の他の地域からインドにシフトしており、このためEricsson-WiproやEricsson-TCSの人員も拡大している。例えばジェネラル・パケット・ラジオ・サービス(GPRS)、ワイドスプレッドCDMA(コード・ディビジョン・マルチプル・アクセス)、WLL(wireless in local loop)等の研究活動はスウェーデンのセンターからインドに移された。こうしたことからインドは遠からずエリクソンのトップ5市場になるものと見られる。
エリクソンはまた主要大学との提携を計画しており、例えばカルナタカ州Bangalore拠点のインド科学大学(IIS:Indian Institute of Science)とは次世代のモバイル技術の開発で手を結んだと言う。
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