2001-11-16 ArtNo.27596
◆金融機関、ハルディア石油化学の債務再編作業を暫時停止
【コルカタ】財政難に直面するHaldia Petrochemicals Limited (HPL)の債権金融機関は、HPLの債務再編パッケージの立案作業を暫時停止した。
インディアン・エクスプレスが11月14日、金融機関筋の消息として報じたところによれば、自己資本の再編、取り分けIndian Oil Corporation(IOC)の出資を得る問題に関してプロモーターの間にコンセンサスが形成がされないことに痺れを切らしたIndustrial Development Bank of India (IDBI)に率いられる金融機関は、IOCの出資問題が解決しない限り、債務再編に応じない方針をHPLのプロモーターに伝えた。
消息筋によれば、金融機関は目下のところ観望姿勢をとっているが、間もなく問題解決にとって決定的な状況の転換が生じるものと見られる。
総コスト5200クロー(US$10.84億)のHPLプロジェクトは、ハイコストなブリッジ・ローンを含め4000クローが借入で賄われており、プロモーターらは不健全な負債/自己資本比率に悩まされている。このためIOCに出資を求めたが、IOCは経営管理権の引渡を含む厳しい条件を提起した。西ベンガル州政府、Chatterjee Group、タタ・グループから成るプロモーターは、IOCのこうした条件に対して、最終的な方針決定を迫られそうだ。
|