SEAnews 2001-11-16 ArtNo.27594

【ニューデリー】国内石油製品の価格統制が2002年4月1日に解除された後、天然ガスの価格は、輸入品の価格にリンクされ、2倍以上に高騰する見通しだ。
デカン・ヘラルドとビジネス・スタンダードが11月14日報じたところによれば、13日、ヤシュワント・シンハ蔵相と来年4月1日の統制価格制度(APM:Administered Pricing Mechanism)解除問題を75分にわたり協議したRam Naik石油天然ガス相は、同会談後、マスコミに以上の消息を語った。それによると、来年4月1日以降天然ガスの国内価格を輸入品価格に100％リンクさせることで両相は原則的合意を見た。天然ガス価格が変動するとすれば、それは次期予算案に反映される。天然ガス事業担当の専門部門も設けられる。
両相は11月29日に2回目の会合を持ち、その席で、国内ガス価格と国際価格をどのようにリンクするか等、具体的問題を詰める。
新探査ライセンス政策(NEPL:New Exploration Licensing Policy)の下に探査開発が認められた鉱区において合弁方式により採取された天然ガスには国際価格が適応される。これまでOil and Natural Gas Corporation等の国内ガス会社には、輸入価格の最大45％までが支払われて来たが、1997年の閣議決定により、2001－02年には75％、2002年4月以降は100％が支払われる。この日の会議では同問題についても詳細が協議され、内閣通達が近く発表される。
輸入パリティーに関しては化学肥料に対する政府補助等の問題について詳細を詰める必要があり、次の会議では、これらの問題にも結論が出される見通しと言う。