SEAnews 2001-11-15 ArtNo.27589

【ニューデリー】今年9月の工業生産指数(IIP)の伸び率は、昨年同月の5.9％から1.6％に大幅に鈍化、8月の1.8％にも及ばなかった。
インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズが11月13日、統計局(CSO:Central Statistical Organisation)発表の暫定数字を引用し伝えたところによれば、この結果年初6ヶ月(2001/4-9)のＩＩＰ成長率は2.3％にとどまり、昨年同期の5.7％に比べ、顕著に減速した。
今年9月には取り分け製造業部門の成長がが昨年同月の6.4％から1.1％に最も深刻な落ち込みを見、鉱業部門も5.4％から2.7％に減速した。しかしながら電力部門の成長率は昨年同月の2.2％から4.1％に改善した。
今年初6ヶ月の製造業部門の成長率は昨年同期の6.2％から2.4％に、電力部門は同3.5％から3％にそれぞれ鈍化、鉱業部門は昨年同期3.8％からマイナス0.2％に落ち込んだ。
今年9月の基本財部門の成長率は昨年同月の4.2％から3.8％に、資本財部門は同3.6％から－11.6％に、消費財部門は同10.6％から2.6％に、中間財部門は同4.4％から2.2％に、それぞれ減速した。しかし耐久消費財部門の成長率だけは、昨年同月の14.8％から18.8％に加速した。
今年初6ヶ月の成長率に関しては基本財部門は昨年同期の4.6％から2.0％に、資本財部門は同4.2％から－8.6％に、消費財部門は同8％から5.5％に、内耐久消費財部門は同19.7％から11.9％に、中間財部門は同5.2％から3.1％に、それぞれ鈍化した。