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2001-11-15 ArtNo.27585
◆イスパット、コスト削減目指し熱間圧延鋼板の生産工程に改良
【ムンバイ】昨年度312クロー(US$6501万)の損失を計上したIspat Industries Ltd(IIL)は、生産コストの20%カットを目指し、熱間圧延コイル(HRC)の生産に溶銑のみを用いる新プロセスを導入する。
ビジネス・スタンダードが11月14日報じたところによると、IILは現在HRCの生産に直接還元鉄(DRI:directly reduced iron)と溶銑をほぼ半々の割合で使用している。IILのVinod Garg取締役によると、溶銑のみを用いることにより理論的に生産工程における電力の使用をゼロに引き下げ、トン当たりコストを2000ルピー・カットできる。新プロセスの試運転は既に開始されており、商業運転開始の可能性が検討されている。
現在IILのHRC生産コストはトン当たり1万500ルピー(US$313)と、Tata Iron and Steel Company Ltd(TISCO)の7500ルピー(US$156)やJindal Vijaynagar Steelの8000ルピー(US$167)を上回っている。
マハラシュトラ州Dolviの熱間圧延プロジェクトはツイン・シェル・アーク炉で、溶銑取鍋(hot metal charging)/薄スラブ鋳造(thin slab casting)技術を応用しているが、同社の高炉はDRIを用いている。来年4月までにHRCの製造能力は年間240万トンに達し、最終的に300万トンに拡大される。
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