2001-11-15 ArtNo.27582
◆チャッティースガル州、発電/鉱山/鉄鋼産業に照準
【コルカタ】チャッティースガル州には、JindalとBhushanの各年産100万トンのプロジェクトを含め鉄鋼部門だけで1万5000クロー(US$31.26億)の投資が見込まれ、州政府は既に両社と関係覚書を結んでいる。
ビジネス・スタンダードが11月12日伝えたところによれば、チャッティースガル州のAjit Jogi首席大臣は11日記者会見し、以上の消息を語った。それによると、州政府は発電、鉱業、鉄鋼業に照準を合わせ、州内の経済成長を促す計画だ。しかし鉄鋼産業はスランプに陥っているため、プロジェクトの実現には多少時間を要する可能性がある。
州政府のP Raghavan鉱業/商業/工業部長によるとチャッティースガル州は、最も鉱物資源に富んだ州に数えられる。州政府は鉱業探査区を小ブロックに分割し、選択的に民間企業にオファーして行く。この点に関する最終決定は2、3カ月後に下される。オファーされるブロックには、ダイヤモンド、チタニウム、石炭、錫、石墨の鉱区が含まれる。国際鉱業会社のDe BeersやRio Tinto、インド国営のNational Mineral Development Corporation (NMDC)等も、公式、非公式に州政府に接触、探査事業に対する関心を表明している。
州政府はまた、チャッティースガルに火力発電所を設けるよう他州に働きかけている。グジャラート州政府は既に500MW(メガワット)の発電所を設けることを認めており、デリーとウッタルプラデシュ州政府とも同様の交渉を進めている。電力をチャッティースガル州からグジャラート州に送るコストは1ユニット当たり0.02ルピーで済むが、石炭を輸送するならユニット当たり0.22ルピー・コストが嵩む。インドは2007年には10万MWの電力不足に陥る見通しだが、チャッティースガル州は、この内5万MWを供給することができると言う。
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