SEAnews 1995-08-15 ArtNo.2758

【スガイ・プタニ】ディバーシファイド・リソーシズBhd(DRB)、川崎重工、日商岩井が70：19：11の出資率で設立したモトシカル・ダン・エンジン・ナシオナルSdn Bhd(ﾓﾃﾞﾅｽ)は、国産オートバイの製造に3年内に更に2億Ｍドルを追加投資する。
ＤＲＢのモハド・サレー・スロン重役(MD)が3億Ｍドルのオートバイ製造合弁契約の調印式と新工場の起工式後語ったところによれば、新会社は操業開始後初年度に10万台、97年に25万台、98年に35万台を製造する計画で、初年度から利益計上が見込まれている。また3年内に2億Ｍドルを追加投資して年間製造能力を35万台に拡張するとともに、テスト・コース等の施設も設ける。また同3年間には総合的な下請け業者のネットワークが構築され、国産部品使用率が当初の70％から100％に高められる。これにより円高の影響も最小限に抑制される。また川崎は100ｃｃ、110ｃｃクラスのバイクの製造を停止、競合を避ける。国産バイクは4000Ｍドル前後で販売され、ベトナム、ミャンマー、中国、ラテン・アメリカ、アフリカ等にも輸出される。新会社はまた主に農業用の多目的エンジンの製造も手掛けると言う。(NST,MBT:8/14)