SEAnews 2001-11-13 ArtNo.27573

【ニューデリー】今年10月の既成衣料品輸出は、昨年同月に比べ量で12％、額で11％の伸びを見、今会計年度に入って以来持続して来た下降局面を脱し、初めて、しかも二桁のプラス成長を回復した。
エコノミック・タイムズとビジネス・スタンダードが11月10日、既製服輸出振興委員会(AEPC:Apparel Export Promotion Council)の発表を引用し報じたところによれば、10月の貿易割当制諸国(restricted countries)向け輸出は量的には昨年同月の6380万着から7120万着に、11.60％、額では2億2880万米ドルから2億5390万米ドルに、10.97％、それぞれ拡大した。米国向けは量的には37.97％増の2180万着、額は21.16％増の1億2540万米ドルを記録、欧州連合(EU)向けも量で2.71％、額で3.11％、それぞれ増加した。しかしカナダ向けは量的には5.26％の増加を見たものの、額は2.33％の減少を記録した。
今年初7ヶ月(2001/4-10)の貿易割当諸国向け輸出は、量的には3.48％増の5億5300万着に達したものの、額では6.15％減の20億3990万米ドルにとどまった。国・地域別に見ると、米国向け輸出は量は3.93％増の1億6680万着、額は9.27％減の10億米ドル、ＥＵ向けは量は4.38％増の3億4780万着、額は1.97％減の9億1580万米ドル、カナダ向けは量は5.56％減の3840万着、額は9.56％減の1億2400万米ドルだった。
今年1－10月の輸出は量で前年同期の8億8230万着から8億7220万着に1.14％、額で34億8700万米ドルから32億250万米ドルに8.16％、それぞれ下降した。同期の米国向け輸出は量で3.31％減の2億5160万着、額で10.88％減の15億3270万米ドルにとどまった。