2001-11-13 ArtNo.27571
◆グジャラート州肥料会社GNFC、酢酸の製造設備拡張
【アーマダバード】Gujarat Narmada Valley Fertilizers Company (GNFC)は、250クロー(US$5209万)を投じ、グジャラート州Bharuchの酢酸工場の製造能力を現在の年間5万メートル・トンから10万メートル・トンに拡張する。
ビジネス・スタンダードが11月12日、GNFCのA D Desai重役(MD)の言として報じたところによれば、GNFCの年間肥料製造能力は5万トンで、国内設備能力の15%のシェアを占めている。エタノール・ベースの肥料会社の強力な反対を受ける中で1995年9月に操業を開始した同社は、輸出志向ユニットとしてスタートしたが、その後国内市場に製品を供給することも認められた。
ジメチル・テレフタレート(DMT)の代替品として高純度テレフタル酸(PTA)の利用が拡大、ポリエステルの需要も徐々に増加していることから、酢酸の需要が最近高まっている。この他、ビニール・アセテート・モノマー(VAM)/ジケテン(diketene)派生品/染料(dyestuff)/酢酸エチル等の製造業界でも酢酸の需要が伸びている。Reliance Industriesは、PTA製造のため昨年6万6000トンの酢酸を消費した。
GNFCの酢酸製造施設の稼働率は現在120%に達しており、Vam Org Chemicalは昨年酢酸の生産量をそれ以前の7万トンから11万トンに拡大した。政府は過去3年間に酢酸の輸入関税を40%から25%に引き下げたが、酢酸の輸入はそれほど拡大していない。酢酸の需要は今後引き続き7-8%の成長が見込まれると言う。
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