2001-11-13 ArtNo.27566
◆Ispat、鉄鋼生産のコスト削減目指しVoest Alpineと提携協議
【ムンバイ】Ispat Industries Ltd(IIL)はオーストリアの技術コンサルタント会社Voest Alpine(VA)と最終段階の技術移転交渉を進めている。
ビジネス・スタンダードが11月12日、IIL幹部の言として報じたところによると、IILはこれ以前にはVAの他、PraxairとThyssenを潜在的技術パートナーとしてリストアップしていた。VA社と技術提携を結ぶ目的は、既に導入された技術の効率化を図り、生産量を拡大することにある。国際鉄鋼価格が10年来の最低レベルに下降する中で、生産コストの削減が至上命令になっており、例えばVA社の超音波酸素槍技術(supersonic oxygen lancing technology)領域の経験は、溶鉱炉キャパシティーの大幅な強化に役立つものと期待されている。
マハラシュトラ州Dolviの熱間圧延プロジェクトはツイン・シェル・アーク炉で、溶銑取鍋(hot metal charging)/薄スラブ鋳造(thin slab casting)技術を応用している。熱間圧延コイルの製造能力を年間150万トンから300万トンに拡張する第2期プロジェクトは2002年4月に完成する見通しだ。
Dolviにおける245MW(メガワット)の自家発電プロジェクトは2期に分けて進められ、ガス・ベースの第1期分は向こう18ヶ月以内に完成、石炭ベースの第2期分(135MW)は、HRCの製造能力が300万トンに拡張された後の電力需要を見た上で着工されると言う。
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